[pgpool-general-jp: 1045] pgpool-II 3.1.3 and 3.0.7 released

Yugo Nagata nagata @ sraoss.co.jp
2012年 4月 23日 (月) 15:13:02 JST


長田です。

pgpool-II 3.1.3 と 3.0.7 をリリースしましたのでお知らせいたします。
各メジャーバージョンでのバグが修正されています。

ソースコードは以下からダウンロードできます。

http://www.pgpool.net/download.php?f=pgpool-II-3.1.3.tar.gz
http://www.pgpool.net/download.php?f=pgpool-II-3.0.7.tar.gz

===========================================================================
pgpool-II 3.1.3
===========================================================================

---------------------------------------------------------------------------
* バグ修正
---------------------------------------------------------------------------

- m4 ファイルを追加しました。これにより古い OS で起こるコンパイルの問題
  を回避できます。(Tatsuo Ishii)

- フェールオーバを適切に処理するよう detect_postmaster_down_error() 関数
  を修正しました。以前はバックエンドソケットの読み込みに失敗することがあ
  りました。 (Tatsuo Ishii)

- シグナル割り込みによって、セマフォが解放されないままプロセスが終了する
  ことがあるバグを修正しました。(Tatsuo Ishii)

- reset_query 時のメモリリークを修正しました。 (Tatsuo Ishii)

- pool_ssl_read() 関数が大きいサイズのデータを読み込めるよう修正しました。
  以下の報告によるものです。(Tatsuo Ishii)

  http://www.pgpool.net/pipermail/pgpool-general/2012-March/000299.html

- syslog を有効にしたときに起こるデッドロックを修正しました。このバグは
  以下で報告され、パッチは Gilles Darold さんにより提供頂きました。 
  (Tatsuo Ishii)

  http://www.pgpool.net/mantisbt/view.php?id=9

- マスター・スレーブモードで複数の文を扱えるように修正しました。以前は 
  BEGIN, END 等を用いた複数文からなるクエリはエラーとなっていました。
  (Tatsuo Ishii)

- マスタサーバがダウンした際に、子プロセスが NULL ポインタを参照しよう
  とするバグを修正しました。このバグは以下で報告されました。(Tatsuo Ishii)

  http://www.pgpool.net/mantisbt/view.php?id=51

- マスターノードIDの初期値が正しく設定されるように pool_start_query()
  関数を修正しました。このバグのためにセグメントフォルトが発生すること
  がありました。(Tatsuo Ishii)

- pool_setall_node_to_be_sent() 関数において BACKEND_INFO マクロの代わり
 に private_backend_status 変数を利用するよう修正しました。これは状況に
 より BACKEND_INFO が利用できなくなる場合があったためです。(Tatsuo Ishii)

- 子プロセスがレプリケーション遅延チェック要求を送り続けることがあるバグ
  を修正しました。

  以前はフェイルオーバ時にレプリケーション遅延をチェックする worker プロ
  セスを限定した条件でしか起動していませんでしたが、これは間違いで、常に
  再起動する必要があります。(Tatsuo Ishii)

- デバッグメッセージにヌル文字が含まれないように修正しました。ヌル文字が
  含まれるログは、バイナリファイルであると認識されることがあります。
  (Toshihiro Kitagawa)

- 以下の場合に parser memory をリストアするよう SimpleQuery() 関数を修正
  しました。

   1) 組み込み show コマンド使用時
   2) パラレルクエリモード
   3) クエリキャッシュ使用時

  さもないと、後で不正な palloc を発生する障害が起きるからです。
  (Tatsuo Ishii)

- PREPARE 文でエラーが起きた際に発生するハングアップを修正しました。
  Tominari Katsumata さんの報告に基づきます。(Toshihiro Kitagagwa)

- doc/pgpool-fr.html を Makefile.am に追加しました。これはフランス語の
  ドキュメントを追加した際に、追加し忘れたものです。(Tatsuo Ishii)

- デーモンモードで syslog を有効にしている際に md5 認証で発生するハング
  アップを修正しました。(Yugo Nagata)

===========================================================================
pgpool-II 3.0.7
===========================================================================

---------------------------------------------------------------------------
* バグ修正
---------------------------------------------------------------------------

- m4 ファイルを追加しました。これにより古い OS で起こるコンパイルの問題
  を回避できます。(Tatsuo Ishii)

- シグナル割り込みによって、セマフォが解放されないままプロセスが終了する
  ことがあるバグを修正しました。(Tatsuo Ishii)

- reset_query 時のメモリリークを修正しました。 (Tatsuo Ishii)

- 以下の場合に parser memory をリストアするよう SimpleQuery() 関数を修正
  しました。

   1) 組み込み show コマンド使用時
   2) パラレルクエリモード
   3) クエリキャッシュ使用時

  さもないと、後で不正な palloc を発生する障害が起きるからです。
  (Tatsuo Ishii)

- pool_ssl_read() 関数が大きいサイズのデータを読み込めるよう修正しました。
  以下の報告によるものです。(Tatsuo Ishii)

  http://www.pgpool.net/pipermail/pgpool-general/2012-March/000299.html

- PREPARE 文でエラーが起きた際に発生するハングアップを修正しました。
  Tominari Katsumata さんの報告に基づきます。(Toshihiro Kitagagwa)

===========================================================================

-- 
Yugo Nagata <nagata @ sraoss.co.jp>
SRA OSS, Inc. Japan


pgpool-general-jp メーリングリストの案内