Pgpool-II 4.4.2 文書 | |||
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この節では、Pgpool-IIを使って、もっとも一般的な設定の一つである、PostgreSQLクラスタをストリーミングレプリケーション構成で管理する方法を説明します。
先に進む前に、ストリーミングレプリケーションモードでpgpool.confを設定しましょう。 Pgpool-IIでは設定のサンプルが用意されています。 これらの設定ファイルはデフォルトのソースコードからのインストールでは/usr/local/etcに配置されています。 pgpool.conf.sampleをpgpool.confとしてコピーします。
cp /usr/local/etc/pgpool.conf.sample pgpool.conf
pgpool_setupを使うということであれば、次のようにタイプして下さい。
pgpool_setup
これにより、ストリーミングレプリケーション設定のPgpool-II、PostgreSQLプライマリサーバのインストール、それにPostgreSQLの非同期スタンバイのインストールが行われます。 pgpool_setupでは、pgpool.confの設定も自動で行われます。
ここからは、pgpool_setupを使ってカレントディレクトリ以下にインストールを行うことを前提とします。
システム全体を起動するには、次のようにタイプして下さい。
./startall
システムが起動すれば、任意のデータベースに擬似SQLコマンドの"show pool_nodes"を発行して、クラスタの状態を確認することができます。 pgpool_setupは、自動的に"test"データベースを作ります。 このデータベースを使います。 pgpool_setupにより、Pgpool-IIにデフォルトポート番号として11000がアサインされていることに注意してください。
$ psql -p 11000 -c "show pool_nodes" test node_id | hostname | port | status | lb_weight | role | select_cnt | load_balance_node | replication_delay | last_status_change ---------+----------+-------+--------+-----------+---------+------------+-------------------+-------------------+--------------------- 0 | /tmp | 11002 | up | 0.500000 | primary | 0 | false | 0 | 2019-01-31 10:23:09 1 | /tmp | 11003 | up | 0.500000 | standby | 0 | true | 0 | 2019-01-31 10:23:09 (2 rows)
この結果は、"status"カラムが"up"であることを示しています。 これは、PostgreSQLが稼働中で、問題ないということです。