2.9. RPMからのインストール

この章では、RPMからPgpool-IIのインストールについて説明します。 ソースコードからインストールする場合は、項2.1を参照してください。

2.9.1. RPMのインストール

Pgpool-IIの公式RPMは、http://www.pgpool.net/yumから入手できます。

RHELとその派生ディストリビューションでは、以下を一度行ってください。

    yum install http://www.pgpool.net/yum/rpms/4.0/redhat/rhel-7-x86_64/pgpool-II-release-4.0-1.noarch.rpm
   

そして以下を実施してください。

    yum install pgpool-II-pg11
   

pg11は、PostgreSQL 11を意味しています。 Pgpool-IIPostgreSQLのライブラリと拡張のディレクトリが必要です。 そのディレクトリへのパスはPostgreSQLのバージョンごとに異なっているので、PostgreSQLに対応するRPMを選んでください。 またRPMは、PostgreSQLコミュニティRPMを使用することを前提としています。

    yum install pgpool-II-pg11-debuginfo
   

これにより、コアファイルあるいはバックトレースにおいて、デバッグ用のシンボルを得ることができます。 インストールすることを推奨します。 開発向けのオプションパッケージがあります。

    yum install pgpool-II-pg11-devel
   

これにより、開発者向けのヘッダーファイルがインストールされます。

すべてのPostgreSQLサーバに、以下をインストールしてください。

    yum install pgpool-II-pg11-extensions
   

2.9.2. RPMの設定

すべてのPgpool-II設定ファイルは/etc/pgpool-IIにあります。 設定方法については項3.3を参照ください。

2.9.3. Pgpool-IIの起動と停止

Pgpool-IIの自動起動を設定する場合、以下を実行してください。

    systemctl enable pgpool.service
   

この後システム全体を再起動するか、以下を実行してください。 PostgreSQLサーバは、これよりも前に起動済みでなければならないことに注意してください。

    systemctl start pgpool.service 
   

Pgpool-IIを停止するには、以下を実行してください。PostgreSQLを停止する場合、Pgpool-IIを先に停止する必要があります。

    systemctl stop pgpool.service 
   

この後、PostgreSQLサーバを停止しても構いません。

RHEL6/CentOS 6では、以下を一度行ってください。

    chkconfig pgpool on
   

この後システム全体を再起動するか、以下を実行してください。

    service start pgpool
   

PostgreSQLサーバは、これよりも前に起動済みでなければならないことに注意してください。 Pgpool-IIを停止するには、次のようにしてください。

    service stop pgpool
   

この後、PostgreSQLサーバを停止しても構いません。