4.2. pcp.confの設定

Pgpool-IIは管理者がPgpool-IIのステータス取得や、リモートからのPgpool-IIプロセスの停止といった、管理操作を行うためのインターフェイスを提供しています。 pcp.confはこのインタフェースの認証に使われるユーザ/パスワードのファイルです。 全ての動作モードにおいてpcp.confの設定が必要です。 Pgpool-IIのインストール中に$prefix/etc/pcp.conf.sampleが作られます。 そのファイルを$prefix/etc/pcp.confという名前でコピーしてユーザ名とパスワードを追加してください。

$ cp $prefix/etc/pcp.conf.sample $prefix/etc/pcp.conf
	  

空白行や#で始まる行はコメントと見なされ無視されます。 ユーザ名とそれに対応するパスワードは以下の形式を使って1行で書かれなくてはなりません。

ユーザ名:[md5暗号化されたパスワード]
	  

[md5暗号化されたパスワード]は、$prefix/bin/pg_md5コマンドで作成できます。

$ pg_md5 your_password
1060b7b46a3bd36b3a0d66e0127d0517
      

パスワードを引数に渡したくない場合はpg_md5 -pを実行してください。

$ pg_md5 -p
password: your_password
      

pcp.confは、Pgpool-IIを実行するユーザから読み取り可能になっていなければなりません。