| Pgpool-II 3.6.26 文書 | |||
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この節では、Pgpool-IIを使って、もっとも一般的な設定の一つである、PostgreSQLクラスターをストリーミングレプリケーション構成で管理する方法を説明します。
先に進む前に、ストリーミングレプリケーションモードでpgpool.confを設定しましょう。 このためには、少なくとも次の2つの項目を設定しなければなりません。
    master_slave_mode = on
    master_slave_sub_mode = 'stream'
   
pgpool_setupを使うということであれば、次のようにタイプして下さい。
pgpool_setup
これにより、ストリーミングレプリケーション設定のPgpool-II、PostgreSQLプライマリサーバのインストール、それにPostgreSQLの非同期スタンバイのインストールが行われます。
ここからは、pgpool_setupを使ってカレントディレクトリ以下にインストールを行うことを前提とします。
システム全体を起動するには、次のようにタイプして下さい。
./startall
システムが起動すれば、任意のデータベースに擬似SQLコマンドの"show pool_node"を発行して、クラスタの状態を確認することができます。 pgpool_setupは、自動的に"test"データベースを作ります。 このデータベースを使います。 pgpool_setupにより、Pgpool-IIにデフォルトポート番号として11000がアサインされていることに注意してください。
    $ psql -p 11000 -c "show pool_nodes" test
    node_id | hostname | port  | status | lb_weight |  role   | select_cnt | load_balance_node | replication_delay 
    ---------+----------+-------+--------+-----------+---------+------------+-------------------+-------------------
    0       | /tmp     | 11002 | up     | 0.500000  | primary | 0          | false             | 0
    1       | /tmp     | 11003 | up     | 0.500000  | standby | 0          | true              | 0
    (2 rows)
   この結果は、"status"カラムが"up"であることを示しています。 これは、PostgreSQLが稼働中で、問題ないということです。