3.6. pgpool-regclassのインストール

PostgreSQL 9.4以降を使用している場合には、本節は飛ばすことができます。

PostgreSQL 8.0からPostgreSQL 9.3までを使用している場合は、Pgpool-II がアクセスする全てのPostgreSQLにおいてpgpool_regclass 関数をインストールすることを強く推奨します。 Pgpool-IIから内部的に使用されるからです。 これがないと、異なるスキーマの間で重複するテーブル名を扱う際の不具合の原因となります。 (一時テーブルの場合は問題となりません。) PostgreSQL 9.4以降を使用している場合は、同等の関数(to_regclass)がPostgreSQLに含まれているため、pgpool_regclassのインストールは必要ありません。

    $ cd pgpool-II-x.x.x/src/sql/pgpool-regclass
    $ make
    $ make install
   

この後に以下か、

    $ psql template1
    =# CREATE EXTENSION pgpool_regclass;
   

または

    $ psql -f pgpool-regclass.sql template1
   

を実行します。 CREATE EXTENSIONまたはpgpool-regclass.sqlの実行は、Pgpool-II経由でアクセスされる全てのデータベースで実行しなければなりません。 ただし、CREATE EXTENSINONまたは"psql -f pgpool-regclass.sql template1"の実行後に作成されたデータベースでは、新しいデータベース作成のためにテンプレートデータベースが複製されるため、これを実行する必要はありません。