Pgpool-II 4.5.5 文書 | |||
---|---|---|---|
前のページ | 上に戻る | 第 3章サーバの準備と運用 | 次のページ |
pg_dump、pg_basebackupその他のツールを使ってPostgreSQLデータベースをバックアップする際は、そうしたコマンドをPostgreSQLで直接実行することを強くお勧めします。 Pgpool-IIはproxyソフトウェアなので、メッセージパケットを転送する際にオーバヘッドが生じるからです。 バックアップの取得は大量のパケットを生じるので、データベースが非常に小さくない限り、Pgpool-II経由でバックアップを取得するのは、直接PostgreSQLに接続するよりも遅くなります。
また、パラレルpg_dumpでは、データベース依存のオブジェクトであるスナップショットIDを扱うため、Pgpool-II経由で実行するとエラーになってしまいます。
多くの場合、プライマリサーバをバックアップ取得対象に選ぶと思います。 スタンバイサーバを選ぶ場合は、正しいPostgreSQLサーバを選ぶようにしましょう。 データが古ければ、バックアップも古いものになってしまう可能性が高いからです。 SHOW POOL_NODESあるいはpcp_node_infoを使って対象のスタンバイサーバがプライマリサーバに追いついているかどうかを知ることができます。